僕に働く意味を教えてくれた29通の手紙(文庫)
最も高い壁は、自分の心の壁。1人のサラリーマンが自分が変わることの難しさと感動とともに成長する姿をリアルに描いた心温まる「感動」の物語。
著者:福島正伸よりメッセージ
― 人は感動とともに成長する
人生 は変えることができる。そして、そこには感動のドラマが待っている。
このことをお伝えしたくて、私は本書を書くことにしました。
ところが不覚にも、 私はこの原稿を書きながら、自分自身が幾度となく感動の涙を流してしまいました。
自分が変わることの難しさと感動を、リアルに描こうと思った時、
自分がこ の物語の主人公になりきらなければならないことはわかっていました。
この物語を描くことは、自分との真剣勝負になる。
そんな気持ちで書き始めました 。
はじめて本書の企画をうかがった時、あまりに斬新で面白い企画にたいへん興味が湧きました。
間もなく三十歳になろうとしている一人のサラリ ーマンが社会人生活の中で、不定期に届く、
差出人不明の手紙をきっかけに、さまざまな日常の出来事を通して、人間として成長していくというものです。
日常生活の中で、差出人不明の封筒が主人公の元にタイミング良く届くこと、
主人公の人間としての成長をどのようなストーリーで結びつけるかということについて 、
その構成を決めるまでにさまざまな試行錯誤を繰り返しました。
そして、今回このような形で出版できるようになるまで、辛抱強く私たちを信頼し、
支援し続けてくださった長谷川様に、深く御礼申し上げます。
又、本書ができるまでの間に、家族やスタッフを初め、
私こそがまわりのたくさんの支援 者のみなさんによって、支えられていることを実感しました。
まさに、私にとって感動と感謝の作品になりました。
そしてもちろん、本書によって一人で も多くのビジネスマンの方々が、より幸せな人生を歩むきっかけとなることを願ってやみません。
福島正伸